プチバヤシのアメコミブログ

主に邦訳アメコミの紹介します。

「アルティメッツ」

 


 

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今作の舞台はアルティメット・ユニバース(アース1610)と呼ばれる世界。

マーベル作品の中では正史世界の次に有名な並行世界だと思います。

この作品ではこの世界のアベンジャーズであるアルティメッツが結成されます。

メンバーはもちろん表紙にいるアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーのBIG3に加えてジャイアントマン、ワスプ、ハルク、ホークアイブラックウィドウクイックシルバー、スカーレットウィッチ。と正史におけるアベンジャーズの初期の参加メンバーがオマージュされています。

 

 では、このチームの最初の仕事は?

 

 

正解は巨大化に成功したピム博士に対して、キャプテンのスーパーソルジャー血清の研究成果を上げることができず絶望しハルクとなることを選んだバナー博士を止めること。

 

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好戦的なキャプテンに

 

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アルコール依存症っぽいアイアンマン

 

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胡散臭い(けど実力はある)ソー

 

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最悪の夫婦喧嘩をするジャイアントマン&ワスプ

 

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 これまた胡散臭いクイックシルバー

 

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ウィドウとホークアイはヒーローというよりスパイか仕事人といった様子。

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初戦は内ゲバ

ヒーローとは思えないようなメンバーの集まりでこの世界を救えるのか・・・?

  

しかし、BIG3の友情は本物。

 

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 ヒーローたちの性格はひどいものだが、話の完成度も高い作品だと思う。そして映画『アベンジャーズ』の原点と言える要素もあるので興味があれば読んでみてほしい。

 

 

アルティメッツ (ShoPro Books)

アルティメッツ (ShoPro Books)

 

 

 

 

 

 

 

実際のアメコミ本

 

順番に説明のためにまず原書のアメコミの中でもリーフという種類の説明をします。

 

リーフを簡単に説明すると週刊少年ジャンプの中のワンピースのとこだけちぎって売ってるという感じです。週刊少年ジャンプはワンピースが1話、ヒロアカが1話、鬼滅の刃が1話、のようにいくつかの作品が1話ずつ載っているものの集合体ですね。リーフはその中のワンピース1話分、ヒロアカ1話分を別々で売っているような感じです。なのでリーフは結構薄っぺらいです。

 

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少年ジャンプのような形態なら、例えば鬼滅の刃を読みたくて買っている人がいて、「暇だから他のも読むか」→「お?これも面白いな」、というふうに他の作品も知ってもらえるようになりますね。

アメコミのリーフのような形態なら、俺はスーパーマンが好きなのであって他のキャラは知らん!っていう人はスーパーマンのリーフだけを買っていくでしょう。しかし、例えばバットマンのリーフににスーパーマンが出ると、「じゃあバットマンのリーフも買うか」→「お?これも面白いな」というふうになります。こういうこともあって出版社側的にもクロスオーバーすることには大きなメリットがありますね。

 

 

次にTPB(トレード・ペーパー・バック)、SC(ソフト・カバー)、HC(ハード・カバー)という種類があります。

 

簡単に言うとTPB、SC、HCはリーフをまとめたものです。

ジャンプで例えると漫画の単行本ですね。原書はあんま買って無くてそれぞれの細かい違いはよくわかってないです。ちょっとこの辺は原書勢の方のブログとかへお願いします。

 

 

そして、邦訳アメコミはリーフ一冊ずつ訳すなんてことは面倒なのである程度まとまったTPBやらを訳す感じになりますね。

たまたま同じ本の原書と邦訳があるので比べてみましょう。

 

 

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↑ 1枚目が原書で2枚目が邦訳ですね。

 

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傾いててわかりにくいですがちょっと邦訳のほうが厚いですね。多分原因は紙で、原書版のほうは気を抜いてしまうと折り目がつきそうな紙ですが、邦訳は意識して折ろうとしないと折り目がつかないくらいの紙です。原書もTPBだかHCだかでいい紙になるのかもしれないです。

 

中身はまあ一緒ですね。

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ただ、邦訳アメコミの特徴として解説がついており、これがかなり助かります。専門用語や登場したキャラクター、伏線、わかりにくい箇所についての説明などが載っているのでキャラクターすら知らないというアメコミを読んでも解説を読めば大体わかります。

 

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なので日本語で読めるという点だけでなくこの解説があるという点でも最初にアメコミを読んでいくなら邦訳がオススメです。

ただ勿論、翻訳によって削らざるを得ないニュアンスとかもあるのでキャラクターの言葉をしっかり原書で読みたい!と思うなら原書はどうぞ。

手軽にアメコミに触れるには

 

 

 アメコミに興味を持ってくれた方に向けて、とりあえずアメコミに触れていこうとするとどんなものがあるかお教えします。

 

 

 

 

まず、アメコミを読むなら勿論英語で書かれているコミックを買うという方法があります。日本でも大きい都市にはアメコミショップというものがあってそこで買えます。通販対応の店もあるので地方でも大丈夫です。

しかし、いきなり英語版(原書と呼びます)は敷居が高いと思います。私も原書はほとんど読んでないですがとりあえずアマゾンで「Spider-Man」などで検索してkindleでサンプルを見ると良いと思います。絵柄で敬遠されるというのがよくあるのですが、本当に作品によるのでとりあえず色々探してみてほしいです。

また、kindle unlimitedやアマゾンプライム会員なら無料で読めるプライムリーディングの中に原書のコミックが結構あります。コミックのセリフは文法自体は簡単ですが、その世界での用語や科学用語など難しい単語が出てくる場合や特殊なフォントを使っている部分、あとは普通に文章量が多い場合が読みづらいところだと思います。

 

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↑2枚目はプライムリーディングで読めるスパイダーマンですが、文章量多いですね。3枚目は文章量少なめな例です。

 

次に日本語に翻訳された邦訳アメコミですね。

まず邦訳アメコミですがわざわざ訳されているものは当然売れそうなもの、つまり面白いもの、有名なものか当時の最新刊とかになるのでハズレは少ないと思います。

ただ、アマゾンとかで調べるとわかると思いますが大体一冊2000円以上で気軽に出せる金額ではないと思います。

ですがLINE漫画にて一部アメコミ作品は無料で読めます。

http://『スパイダーマン』を読んでいます! #LINEマンガ なら無料 https://app-manga.line.me/app/periodic/S123982?_appstore=0

http://『デッドプール(マーベル・ナウ!)』を読んでいます! #LINEマンガ なら無料 https://app-manga.line.me/app/periodic/S123984?_appstore=0

http://『スパイダーマン/デッドプール』を読んでいます! #LINEマンガ なら無料 https://app-manga.line.me/app/periodic/S123983?_appstore=0

 

スパイダーマンデッドプール、そしてスパイダーマンデッドプールのコンビの日本語訳版アメコミがそれぞれ3巻分

http://『Batman: Wayne Family Adventures』を読んでいます! #LINEマンガ なら無料 https://app-manga.line.me/app/periodic/Z0001750?_appstore=0

 

そしてバットマンは100話くらいあって毎週1話ずつ更新と共に無料になります。

 

あと最近ShoProBooksさんはイベントに合わせて試し読みの公開をしてくれたりするので公式ツイッター(ShoPro Books_邦訳アメコミ (@ShoProComics) | Twitter)を見てみると良いかもしれません。ただ元々大きい本なのでスマホで読もうとするとちょっと難しいかもしれません。

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ちなみにアメコミは結構デカくて教科書とか雑誌くらいの大きさです。本屋で探すなら大きめの書店で漫画コーナーの奥まったところで、画集やゲームの攻略本や完全版コミックの近くにあることが多いです。

 

f:id:puchiba:20210129184002j:plain←普通の漫画と比べるとこんな感じ。

 

邦訳アメコミのおすすめの点としては解説の小冊子が挟まっていたり後ろに解説コーナーがあって、登場キャラクターやそれぞれの歴史、わかりにくい小ネタの解説などがあるため詳しくない人でも読めるよう配慮されています。翻訳してる人たちも敷居が高いのは理解されているのだと思います。

 

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↑こんなのが入ってたりします。

 

 

古本で買おうとすると、まんだらけなら一店舗に数十冊置いててブックオフなら一店舗に2、3冊くらいあるイメージですね。立ち読みできるところで見つけたらラッキーなのでちょっと中をのぞいてみて欲しいです。また、物によってはアマゾンの中古で結構安いものもあるので一度確認して見てください。

 

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デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス (ShoPro Books)

デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス (ShoPro Books)

 

 

 ↑例えばこのデッドプールは中古だと200円です。安すぎ。

 

あと日本の漫画家さんがアメコミをもとにした漫画を作ることもあり、アクセスしやすい作品としては以下のものがあります。

 

ジャンプ+|「デッドプール:SAMURAI」の検索結果

ジャンプ+|「スパイダーマン:オクトパスガール」の検索結果

SUPERMAN vs飯 スーパーマンのひとり飯 - 宮川サトシ/北郷海 / 第1話 スーパーマンvs鳥華族の焼き鳥 | コミックDAYS

ワンオペJOKER - 宮川サトシ/後藤慶介 / 第1話 笑えないジョーク | コミックDAYS

BATMAN JUSTICE BUSTER - 清水栄一/下口智裕 / CHAPTER1 停止した時間 | コミックDAYS

スパイダーマン/偽りの赤 - 大沢祐輔 / 【#1-A】親愛なる隣人 | マガポケ

 

 

 

映像作品

 

 

 そして映画ですね。近くにゲオやツタヤがあればいっぱいあると思います。最近はアメコミだけでコーナーを作ってくれているところも多いので見つけやすいでしょう。

Amazon.co.jp: THE BATMAN-ザ・バットマン-(字幕版)を観る | Prime Video スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品・上映情報 - 映画ナタリー

 

他にドラマ作品やアニメ映画もあります。

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サブスクだとアマゾンプライムビデオならDCも結構あるし、スパイダーマンも見れてバランスがいい。U-NEXTならニッチなDC作品もある。ディズニープラスはマーベル作品が大体そろってる。

みたいなイメージですね。

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アニメももちろんあります。日本語訳されてYouTubeなどで無料公開されてるモノもあります。気になるキャラクターの名前で検索すれば結構出てきます。

例えば「DC Kids」ですね。日本語吹き替え版もあります。

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Justice League Action | 良い警官と悪い警官 | Webisode 4

 

 

 ゲーム

他にはもちろんゲームですね。格ゲーで有名なのはマーベルとカプコンのクロスオーバー作品である『マヴカプ』シリーズですね。マーベルコミックスの表記はマーベルだったりマーヴルだったりしますがあまり気にしないでください。

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DCの方の格ゲーは『injustice』シリーズが主です。

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他にはプレステのバットマンアーカム』シリーズやPS4ででたスパイダーマンの評価が高いです。スイッチの『マーベル・アルティメット・アライアンス3』も面白かったです。

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無料のアプリゲーもいくつかあるのですが基本無料のものだとDCなら『DC ヒーロー&ヴィラン』というパズルゲーム。マーベルなら『MARVEL SNAP』というカードゲームと『marvel future fight』というアクションゲームがオススメです。

ちゃんと日本語に翻訳されてるので安心してください。(変な日本語も多いですけど)

特に『marvel future fight』は登場キャラクターが多くて紹介文とかもあるため優しいです。コミックの最新の話に関連したイベントがあるのも嬉しいですね。

 




 

 

 

 

 

 

また、ネットで調べるとアメコミwikiっていうのがいくつか出てくると思います。キャラクターごとの解説とか結構しっかりしてるところも多いので、気になったキャラクターのプロフィールとかを調べるのにとても良いと思います。ただ情報が古いこともあるので注意です。

 あとは日本人でアメコミのブログを書いている方が結構多いのでそちらを読むのもオススメします。SNSやっている方も多いのでそういう人を見つけられるとアメコミの情報がたくさん手に入ります。

 

アメコミに少し触れたいという場合のオススメはこんなところですね。

 

次は実際アメコミはどういうものなのか解説していきます。

puchiba.hatenablog.com

アメコミ初心者のための解説「アメコミって何?」

まず、アメコミとは何か?

アメコミはアメリカンコミックスの略でそのまま訳せば「アメリカの漫画」、英語で書くときは「comic」だけでアメコミを意味してて日本の漫画は「manga」となります。他にも例えばフランスの漫画ならバンド・デシネと呼ばれます(略すときは主にBD)。 

 

勿論漫画とは違ったアメコミならではの特色、バンド・デシネならではの特色もあり単純に「海外の漫画」扱いしていいものでもないですが今回は割愛します。

 

漫画と同じところもあります。漫画同様アメコミにもいろんなジャンルがあります。一般的にアメコミと言われてイメージされるのがスーパーマンスパイダーマンなどのスーパーヒーローものですが、

 

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もちろん大人な恋愛モノもあれば

Amazon | Sunstone Volume 5 | Sejic, Stjepan, Sejic, Stjepan | Fantasy

 

 

幼児向けもあります。

 

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まあ紹介しましたが私もスーパーヒーローもの以外には詳しくないです。

皆さんも「アメコミといえばヒーローもの!」というイメージがあると思いますが、海外で有名な漫画と言われてイメージするのも大体ドラゴンボールやナルトなどの少年漫画なのでそこはお互い様でしょう。

 

 

 

 

そして、ここからはその中でもヒーロー物のアメコミについて解説していきます。

 

 

 

最近アメコミに興味を持ったという方はおそらくアベンジャーズなどのアメコミ映画を見たのがきっかけで、という方が多いと思います。かくいう私もアメコミにどハマりしたのはイギリス旅行の途中に飛行機の中で見たキャプテンアメリカ2がとても面白かったのが原因です。

 

そんな初心者だった時にまず疑問だったのが、なんでアベンジャーズには複数のヒーローが登場するのかということだと思います。日本の作品でももちろんクロスオーバーはたくさんあります。仮面ライダースーパー戦隊なんてしょっちゅうコラボしてます。けどそのコラボは番外編みたいな感じで、それぞれのお話の本筋には影響を与えないような物がほとんどだったと思います。

アベンジャーズの目新しかった所の一つはそういうところだと思います。

 

そして人にアメコミ映画を勧めるときによく言われるセリフ第一位「アベンジャーズってなんでスーパーマンバットマンは出てこないの?」に対する答えを同時に解説します。

 

まずアベンジャーズにスーパーマンバットマンが出ない理由。

 

 

それは『出版社が違うから』です。

 

 

まず大前提としてアメコミは誰か一人が描き続けているわけではありません。

 

例えば日本の漫画は基本的に一人の人が描き続けていますね。ドラゴンボールを描けるのは鳥山明先生だけですし、ワンピースを描けるのは尾田栄一郎先生だけです。アニメ映画やスピンオフとかは原作者があまり関わってなかったりもしますが、もし例えば尾田先生が「もうジャンプでは連載しない。」と言ったならば尾田先生は別の雑誌でワンピースの連載を続けていくことになるでしょう。つまり、キャラクターや物語の著作権が最終的に原作者さんのものになっていて、出版社はそれを世に出すお手伝いをしているような感じですね。

 

しかし、アメコミでは基本的にキャラクターや物語の著作権は出版社の方が持っています。簡単に言うと出版社側が漫画家さんを選んでスーパーマンを描いてもらうと言うような状況になります。例えば誰かがスーパーマンの連載を任されてこのまま描き続けたいと思っても、出版社が断ればもうスーパーマンの物語を描けなくなります。

 

そんな風なのでアメコミにおいてヒーローたちがどこから出版されているのかと言うのはとても大事です。多分漫画を読んでる人はそれぞれの作品を作者さんの名前と一緒に覚えている人も多いと思いますが、アメコミではどちらかと言うと出版社の名前の方が大事です。

では、アメコミの出版社にどんなのがあるかと言うと主に二つ

 

DC ComicsMarvel Comicsです。

 

覚えるのは簡単。スーパーマンバットマンがDCで、アベンジャーズがMarvelです。

もちろん他にも出版社はたくさんありますが有名なアメコミは基本このどっちかなので大丈夫です。

 

更にアメコミのクロスオーバーの特徴を説明していきます。例えば先ほど例に出した仮面ライダースーパー戦隊は両方とも東映という会社が作っています。しかし、大抵の場合は同じ世界という扱いはされていません。スーパー戦隊の方で宇宙人が地球に侵略してくるという話があったとしても仮面ライダーの方にその話の影響は出ません。当然ですね。

しかし、アメコミは基本的に同じ出版社のヒーローはみんな同じ世界にいることになっています。例えばスーパーマンの物語の中で宇宙人が地球に侵略してくるという話があれば、バットマンもその侵略してきた宇宙人と関わることになります。

 

勿論それぞれの出版社の出すコミック一つ残らず全てが同じ世界での出来事というわけではありません。しかし大抵は同じ世界での出来事として扱われます。なのでそれぞれの世界を出版社の名前を使ってDCユニバース、マーベルユニバースと呼ばれます。

 

なのでこれからキャラクターの解説をしていくときなどでもDC、マーベルという言葉をよく使いますが、それは出版社とキャラクターが深く結びついているからだと思ってください。

 

期せずして漫画とアメコミの違いを語ってしまいましたのでアメコミと漫画の違いについてもう少し語っておくと、先ほどアメコミは出版社が漫画家に描いてもらうと言いましたがこれは正確ではなくて、漫画は基本漫画家さんが話を考えて絵も描きます。しかしアメコミではそれぞれ分業になってて、話を考える人や絵を描く人や他にもいくつかの仕事を別々の人がやっていることが多いです。

 

他には漫画は基本白黒ですがアメコミはほとんどフルカラーです。

漫画は右から左に読みますがアメコミは左から右に読みます。翻訳されたアメコミも左から右です。

 

アメコミそのものに対する解説はこのくらいにして次は日本でアメコミを楽しむ方法を教えていきます。

puchiba.hatenablog.com