DCのNEW52ジャスティス・リーグ シリーズの第3巻。
紹介
前回の『魔性の旅路』において世間からの過剰な信頼を失い、グリーンランタン(ハル・ジョーダン)の脱退という結果になったジャスティス・リーグ。
また、ヒーロー同士でも互いのことを知らなかったり逆に知りすぎていたりと信頼がぐらついてしまう。
『アトランティスの進撃』というタイトルの通りアクアマンが主役で、邦訳されてるNEW52アクアマンシリーズ(全3巻)とも関わりが深い。アクアマンシリーズから見ると今作は2.5巻。1巻の『アクアマン:アトランティスの王』と2巻の『アクアマン:王の遺産』には今作につながるいくつかの要素が登場していて3巻の『アクアマン:王の最期』には今作の後の話が描かれる。
感想
前回まで基本的にJL初期メンバーだけだったけど今作からたくさんのキャラクターが登場するようになってきて楽しい。
JL誕生秘話みたいなお話だった前回までに対して今回から本格的なJLの開始というイメージ。
あとは初めて読んだ時にはアクアマンってなんか印象が薄いというか主役を張れるほどのイメージでは無かったんだけどこの作品と邦訳アクアマンで一気に好きになれた。
アトランティス人と地上人のハーフの兄と純粋なアトランティス人の弟の王位争いというのかなり良いシチュエーションだよね………
解説
メタロ
解説にも載っている通りルーサーと共に『スーパーマン:アクション・コミックスVol.1』に登場するが、NEW52JLシリーズの5巻目の『フォーエバー・イービル』にも登場する。
サイボーグの「俺は単なる機械で、自分はビクター・ストーンだと思ってるだけかもしれない」という台詞
スワンプマン(沼男)という思考実験に似てる。詳しくは検索して欲しいのだが、簡単に説明すると自分と全く同じ記憶を持っていて肉体やら体の分子の一つ一つまで完全に同一の存在がある日沼から生まれたとしたらそれは同一人物なのか?というような話。
調べたら出てくると思うけど、DCだとスワンプシングが似たようなお話をやってて邦訳もされている。
ヤワラ
一番左の女性(『アクアマン:王の遺産』より)
トレンチ
解説にあるエピソードは『アクアマン:アトランティスの王(原題だとザ・トレンチ)』にて邦訳されている。
表紙にもいる。
変身
スーパーマンがシャツを広げて下に着てるスーツを見せるのも、ワンダーウーマンが真実の投げ縄を回して変身するのもよくやってるやつ
バルコ
解説のエピソードアクアマン#0は『アクアマン:王の遺産』に収録
ゴリラと戦ってる
解説のエピソードは『フラッシュ:グロッドの脅威』で。
テュラ(orトゥーラ)
今回は一瞬だったけど『アクアマン:王の最期』でもうちょい登場
グリッド
『フォーエバー・イービル』などでもうちょい深堀りされる。
聖杓(セプター)
『アクアマン:王の遺産』で登場。
そのラストにて何者かが聖杓を使用しトレンチを呼び出し、今作へ続く。
幽王(デッドキング)
『アクアマン:王の最期』で登場。
オーム
その後はこれまた『アクアマン:王の最期』で。
アクアマンの法螺貝
こんな感じ。
トポはこんなの。左下に小さくアクアマンがいる。デカすぎる・・・
コイン
グリーンアローが持ってたのは『JL:誕生』などでも登場したコイン。詳細はこれからのお話ので。