DCのNEW52ジャスティス・リーグ シリーズの第2巻。
紹介
前回の『誕生』にてチームとなったジャスティス・リーグはそこから5年の間も世界を救い続けて絶好調。
世間からの信頼も厚い(というか甘えすぎ・・・?)
そしてそんな彼らを支えるスティーブ・トレバー。マスコミや政府の相手をしてジャスティス・リーグを守る。
しかしそんな彼を狙うものが現れる・・・
感想
ここから話が現代に移り変わるわけだけど、やはりJL自体の未熟さを感じる。自信過剰なところと、5年も一緒にいるけど互いに距離があるところとかが特に。
そういう天狗になっていたJLの鼻っ柱をへし折って、ついでにメンバーの心の傷を思い出させてこれからが本番かな。どっちかというと溜めの段階のお話なイメージ。
解説
ARGUS
ギリシャ神話の巨人アルゴスの眼をイメージしたと思われるマーク。
タロンに襲われた飛行機にも同じマークがある。
JLのハンドサイン
これ
エッタ・キャンディ
ジャスティス・リーグ・インターナショナル(JLI)
邦訳が『NEW52:ジャスティス・リーグ』の1話しか無いし全然詳しくないです。詳しく知りたい人は調べたり自分で読んだりしてください。
国連に支援されたチームで、主なメンバーとしてリーダーのブースターー・ゴールド、そしてグリーンランタン(ガイ・ガードナー)、ファイア、アイス、ビクセンなどがいる。1話でバットマンがJLとJLIの橋渡し役として協力している。
チーム7
邦訳無いし全然詳しくないです。詳しく知りたい人は調べたり自分で読んだりしてください。
主なメンバーとしてスティーブ・トレバー、アマンダ・ウォラー、グリフター(コール・キャッシュ)、デスストローク(スレイド・ウィルソン)、ブラック・キャナリー(ダイナ・ドレイク)、その旦那さんのカート・ランス、そしてその他GEN13やワイルドキャッツ出身のキャラクターもいるそうです。
『スーサイド・スクワッド:バジリスク・ライジング』にてちょっと言及。
今回登場したグリーンアローはこんな感じなんだけど、
NEW52以前はグリーンアローはこんな感じ。特徴的な髭(下顎の山羊髭)を持っているんだけどそれがNEW52ではなくなって若く見える。
アマゾ
前巻の『JL:誕生』にちょっとだけ出てたアンソニー・アイボ教授が作り出した生命体
タロン
『バットマン:梟の法廷』、『梟の夜』、『梟の街』などで登場する暗殺者たちで”梟の法廷”に仕えている。
結構いっぱいいる。
このスターロの時に左下にいることからわかるように最初にジャスティス・リーグが結成された時のメンバーの一人。NEW52では彼の代わりにサイボーグが結成メンバーに入っている。
様々な能力を持っていて、今回の一瞬だけでも目からビーム、体の変形、すり抜け能力(アクアマンの槍をすり抜けてる)を使っている。他にも『トリニティ・ウォー』でテレパシーを使用したりする。
バットマンの父親からの手紙
バットマンの父親のトーマス・ウェインはバットマンが子供の時に死亡していますが『フラッシュポイント』において、異なる歴史をたどった世界のトーマスからこちらの世界のバットマン宛ての手紙がフラッシュを通じて贈られています。
この手紙は『DCユニバース:リバース』にて再び大きな役目を果たします。
サイモン・スタッグとメタモルフォ
メタモルフォはこんな感じです。(『クライシス・オン・インフィニット・アース』)
今回は一瞬しか出なかったけど全員スーパーマンの関連人物としてよく出てくる人たち。
デイリー・プラネットの編集長でありクラークの上司であるペリー・ホワイト
デイリー・プラネットのカメラマンでありクラークの友人であるジミー・オルセン
スーパーマンが故郷スモールビルにいた時代の幼馴染であるピート・ロス
須弥山
今回調べるまで知らなかったのですが、古代インドにおいて世界の中心にそびえる聖なる山だそうです。仏教やヒンドゥー教などでも登場するそうですが、今回登場した阿修羅や餓鬼から仏教をイメージしてると思います。
バイブ
こいつです。
ウェポンマスター、キー、スケアクロウ、キャプテンコールド、スカベンジャー、チーター(左上から時計回り)
ここに出ていたメンツの中で覚えておくべきなのはスケアクロウ、キャプテンコールド、チーター(バーバラ・ミネルバ)だと思う。有名なヴィラン達でこれからのジャスティス・リーグ シリーズにも出てくる。
このうち一番下にいるのがスカベンジャー、らしいのだが彼が『アクアマン:王の最期』にて登場する姿はこんな感じ。潜水服っぽい。
『王の最期』の解説にも書いてあるがこのホログラムの姿はアクアマンも所属しているアザーズ(もう少し下で解説)の一員であるオペラティブに似ている。
キーは『ジャスティス・リーグ アンソロジー』の「タイタンズ:レガシー」にも登場
パティ・スピボット
『フラッシュ:新たなる挑戦』などに登場するフラッシュのガールフレンド。
NEW52アース0においてはスーパーマンの育ての両親であるジョナサン・ケント、マーサ・ケントは両方死亡しています。
スーパーマンの生みの両親であるジョー=エルとラーラ=エルはスーパーマンの、クリプトン星人の生き残りという特性上基本的に二人とも死んでいますが養父母であるジョナサンとマーサは場合によります。
例えば映画『マン・オブ・スティール』ではスーパーマンの青年期にジョナサンが死亡、マーサは現在も生きている。『バットマン/スーパーマン:クロスワールド』で見れるNEW52アース2の世界ではジョナサンもマーサも健在です。
ベル・レーブ刑務所
今回のヴィランも収容されましたが、DC世界における刑務所としてよく聞く名前です。あとはバットマンのヴィランがよく収容されているブラックゲート刑務所などがあります。
今回名前だけ出てきましたが『アクアマン:王の遺産』に登場するチームです。6年前(つまりJLの結成以前)にアクアマンが所属していました。『王の遺産』にて現在の彼らが登場します。
グリーンランタンの離脱
今回でグリーンランタンが離脱したことで映画『ジャスティス・リーグ』と同じメンバー構成になりました。
ワンダーウーマンのお相手と言えばスティーブ・トレバー。スーパーマンのお相手と言えばロイス・レーンですが、この二人の組み合わせもよく見ます。他の作品では『ダークナイト・リターンズ』や『キングダム・カム』ではこの二人がカップルです。
そしてこのシーンの構図は『スーパーマン:フォー・トゥモロー』でのスーパーマンとロイスに似ています。
魔性の旅路
解説にも書かれているように「英雄の旅路(ヒーローズジャーニー)」のアレンジ。
「旅立ち」「通過儀礼」「帰還」の流れをタイトル通りヴィランに当てはめると
阿修羅の援助により須弥山へと踏み込み、そこで家族と再会して、スーパーヴィランとして帰還する。という事になるのかなと思います。
ウィザード
『シャザム! :魔法の守護者』にてビリー・バットソンに力を与え、戦士シャザムに変身させます。
クエスチョン
パンドラ、ファントムストレンジャーと3人でトリニティ・オブ・シンとされている人物。
煙が「?」型になってるのがおしゃれ。
その他の予告
『ジャスティス・リーグ:アトランティスの進撃』や『ジャスティス・リーグ:トリニティ・ウォー』の内容に沿った予告です。